新型コントローラと旧型コントローラの比較

 ■新旧型式一覧

新型コントローラの型式は旧型コントローラの型式の数字二桁目が「0」から「1」になっています。

                新旧型式一覧

 ■新旧機能比較

新型コントローラには各種機能を追加しました。これによりステージを詳細に動作させたり、 状態を高速に把握することができます。
コマンド体系及び基本機能は旧型を引き継いでいるため、 旧型コントローラから新型コントローラへの置き換えが容易です。
いくつかの機能を次項から説明します。

               新旧機能比較表

 ■機能説明

前項に示した機能比較表の内いくつかを詳しく説明します。

●通信インターフェース

新型コントローラでは通信インターフェースを変更しました。シリアル通信にはRS-232Cより一般的なUSBを搭載しました。
また、一般的なパソコンに搭載されているLANを利用したEthernetを搭載しました。計測機器に多いGP‐IBは引き続き搭載します。


●ビジー・エラーキャンセル機能

この機能は、一部のエラーとBUSY状態を解除することができる機能です。
エンコーダが正常に働いている状態で起こるエラーについて解除することができます。
対象はリミットエラー、オーバーフローエラー、ティーチングコマンドエラーです。
また、外乱等で位置決めが完了せず、BUSY状態が続いてしまうときなどにBUSY状態を強制的にREADY状態へ移行させることができます。
旧型コントローラではこれらのエラーは電源再投入かRESETをしないと解除できませんでした。電源再投入やRESETは座標値もクリアされるため、外部から前の座標を再現する必要がありました。
新型コントローラのビジー・エラーキャンセル(BEC)機能では座標値を保持したまま解除できるようになり、作業効率が向上しました。

●ティーチング機能

あらかじめコントローラに動作コマンドをプログラムすることができます。決まった動作を繰り返し行いたい場合などに有効です。
旧型コントローラではオプションのジョイスティックコントローラに同様の機能としてマクロ機能がありました。
新型コントローラではコントローラ内蔵の機能として搭載されており、登録できるチャンネルの数や行数、登録できるコマンド(ループコマンドなど)が増えました。
5つのチャンネルにそれぞれ200行までプログラムを登録することができます。

            ティーチング機能比較

●ゼロコントロール機能

この機能はインポジション範囲内でもフィードバック制御を継続する機能です。
旧型コントローラではインポジション範囲内にステージが移動したら、フィードバック制御を停止させていたため目標位置に対して幅を持って位置決めをしていました。
新型コントローラではゼロコントロール機能をオンにすること目標位置でステージを位置決めすることができ、再現性が向上しました。

・FC-101で0μm地点へ動作させた場合

FC-101ではインポジション範囲(黄色の範囲)内で位置決めが完了して、フィードバック制御が止まり、ステージが停止します。

FC-101の場合

・FC-111で0μm地点へ動作させた場合

FC-111ではゼロコントロール機能がオンの場合にはインポジション範囲(黄色の範囲)内でも赤い範囲内へフィードバックがかかります。オフの場合にはFC-101と同様の黄色または赤色の範囲内でフィードバック制御が止まり、ステージ が停止します。

FC-111の場合